一筆☆啓上

観た映画、読んだ小説の印象を綴ります

映画「た」行

映画「チャタレイ夫人の恋人」(1995)

つい最近、D・H・ロレンスの書いた原作を読んで感銘を受けたこともあり、自然と映画の方にも興味がわいた。心情描写を主とするあの小説の世界観をフィルム上で表現するのはかなりハードルが高く、どうせ男女の肉体的な交わりだけをクローズアップした官能…

映画「ドラゴン・タトゥーの女」(2011)

話題になっていたスティーグ・ラーソンの原作は文庫化されたときに目を通した。調査員リスベット・サランデルのキャラは大変魅力的に感じたが、頁が進むにつれて明らかになる真相には気が滅入るばかりで読後感は最悪だった覚えがある それを映画化した本作に…

映画「タクシードライバー」(1976)

デ・ニーロもアル・パチーノも歳を取るほどに演技が過剰になるのを見るにつけ、やっぱり彼らが一番輝いていたのは70年代だったよなぁ、と何気に思う今日このごろ。振り返ってみればデ・ニーロは「アンタッチャブル」パチーノは「スカーフェイス」、このデ…