一筆☆啓上

観た映画、読んだ小説の印象を綴ります

2023-07-01から1ヶ月間の記事一覧

映画「昼顔」(1967)

60年近く前の作品とあって、表現自体は現在の映画と比較してオブラートに包まれてはいるものの、貞淑な人妻が体を売ることで抑圧していた「自分自身」を解放するという内容は結構衝撃的だ 昼顔(セヴェリーヌ)が娼館のマダムにキスをしようとする場面が出て…

映画「マドモアゼル」(1966)

某映画評論家が自身の著作本のなかで、この作品を「トラウマになる映画」に挙げていたと聞くが、私はそういった類の解説書を滅多に読まないのでそこにどんなことが書かれていたのかは全く知らない フランスの山間部に在る小さな村。イタリアから出稼ぎに来た…